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1740. 「高江−森が泣いている」 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2016/11/02(水) 16:07:12
・「高江−森が泣いている」藤本幸久・影山あさ子共同監督、日本、2016年
 沖縄の東村高江で現在進行中の、国家権力による国民弾圧に対する非暴力による主権者運動の姿を写したドキュメンタリー映画です。監督の舞台挨拶があった日は他の予定があったのでp(ToT)、仕方なく本日(11日1日)観てきました。平日の午前中だというのに、行きつけのシネマテークは満席で補助席まで出ていました。それだけ、現在、高江で起きている出来事に対する関心が高いということなのでしょう。
 「標的の村」、「戦場ぬ止み」、「圧殺の海」、そして本作と、沖縄基地問題関係のドキュメンタリー映画を観てきて、最初にフツフツとこみ上げてきたやり場のない怒りが、いかにも日本的な弾圧と抵抗の様子――弾圧する側の後ろめたそうな表情と、抵抗する側のユーモアと思いやりを忘れない堂々とした姿――に何となくホッとして、切ないようなやりきれなさに変わってきました。もしこれが欧米や中東諸国だったら、弾圧する側も抵抗する側も当たり前のように暴力をふるい、平気で相手を殺したり傷つけたりしていることでしょう。
 そして本作では、アメリカによる分割統治または分断統治――支配者が被支配者を分割または分断し、被支配者同士を争わせて統治者に矛先が向かうのを避け、統治を容易にする手法――という植民地時代から続く常套手段に、唯々諾々と乗ってしまっている政府や沖縄防衛局や各地の警察や機動隊に、怒りを通り越して哀れさを感じてしまいました。
 組織を離れても生きていける自信のある人だけが、良心に従って理不尽な命令に背むことができ、大多数の人達は組織の命令に背けないということは、会社務めをしていた僕にもよくわかります。そのせいか本作では抵抗する人達の堂々とした美しさはもちろんのこと、弾圧する人達のまるで木偶人形のような姿に哀れさを感じてしまいました。

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