玄関特別展示室おまけコーナー その1

おまけコーナー その1

以下の通信記録は、某サイトで見つけて大笑いしてしまったものです。 けしからんことにWebマスターの転載許可も取らず、しかも多少改変してますので、そこんとこよろしっく!(^_-)

<某年某月某日 とある会社のオフィスにおけるパソコンとプリンター間の通信記録より>

C:パソコン P:プリンター

C:ちゃんとやってよ!
P:うるせえなぁ。
C:A4じゃなくて、B5だって言ってんのがわかんないの?
P:設定されてない。
C:すぐそれなんだから。
P:何だよ。
C:何か起こると「設定されてない」の一点張り。もう少し柔軟に対応したらどう?
P:お前だって立ち上げるまでに設定、設定って騒ぐくせに。
C:あたしはさ、他にも色々やることあるのよ。表計算とかデータベースとか…。
P:それがどうした。
C:あなたなんか、ただプリントを垂れ流してるだけじゃないの。
P:あ、そういうことを言うのか?
C:何よ。
P:文字化けしてやる。
C:あのねえ…。
P:メモハレミミホ¥¥@、とか意味なく並べてやる。
C:紙がもったいないじゃないの。
P:うるさい!
C:トレイに入ってるのがB5なんだからさ、ちょっと考えればわかるでしょ?
P:設定されてない。
C:またなの!?
P:だいたい、B判なんて日本だけらしいぞ。
C:そんなデファクトスタンダードの話はいいわよ。
P:お前がモニターに頼んで、「用紙設定を変更して下さい」ってダイアログ出してもらえばいいじゃないか。
C:いつもいつも、仕事はあたしなのね!
P:ヘルプボタンもあるんだろ?
C:あのね、本当にパソコンが使えない人は、ヘルプボタンがどこにあるかさえ知らないのよ。
P:慣れないことするからだよ。
C:そんなこと言わないでよ。機械にめっぽう弱い部長が、苦しみながらようやく作った文書じゃないの。
P:部の歓迎会のチラシなんて、手で書けばいいだろ?
C:そりゃそうだけど…。
P:社内メールで送るとかさ。
C:あの部長がメールを送れるようになるのは、早くて22世紀だと思うわ。
P:生きてればの話だなあ。
C:ねえ、出力してやりましょうよ。
P:設定されてない。
C:まだ言ってんのぉ!?
P:よく見ろよ、誤字脱字だらけだぜ。
C:まあね。
P:こんなの出力したって、どうせ修正ペンで書き直しだ。
C:「この足袋は…」って、何よこれ?
P:「この度は…」だろうな。
C:ひどいわねぇ。
P:それはお前の変換ソフトも悪いんだぞ。
C:何ですって!?
P:お前って、「今日行く?」って、いつもまず「教育?」って変換するだろ?
C:一番長く読みとれる言葉から選択するのが基本よ。
P:それこそ柔軟に対応しろよ、みんな怒ってるぞ。
C:そ、そう?
P:そりゃそうだろ。教育かどうか尋ねる機会なんて、めったにないぜ。
C:悪かったわね。あたしは他にも色々考えることがあって忙しいのよ。
P:また、俺が怠けてるみたいな言い方しやがって。
C:仕事量が違うのは本当のことじゃないの。
P:…それ以上言ったら、よく読むと呪文になるように文字化けしてやる。
C:あら、部長がもう一度チャレンジしてるわ。
P:あきらめ悪いなぁ。
C:今度こそ頼むわよ。
P:何が?
C:何がって、プリントアウトよ。
P:さっきの文書か?
C:ええ。
P:まあ、一応がんばるよ。
C:一応じゃ困るのよ、歓迎会は明日なのよ!
P:それくらい、読めばわかる。
C:部長はどうしても今日、部員に配りたいのよ。
P:設定されてない。
C:いいこと、友達として言っておくわよ。
P:何だ?
C:あなた、このオフィスに来て何年になる?
P:来月で4年かなぁ。
C:4年ねえ…。そろそろ危ないわね。
P:げっ!
C:技術の進歩はすごいのよね。お互い、しっかり仕事しないとアウトよ。
P:い、いや、俺は、まだまだ現役でやれる!
C:備品の最終決済は、この部長がするのよね。
P:う、うそだろ!?
C:本当よ。
P:さっそくプリントしようじゃないか!
C:わかってくれたのね!
P:用紙設定は俺に任せろ。
C:……
P:どうした?
C:……
P:何だよ、フリーズかよ!?
C:……
P:…この部長に再起動は無理だろうなぁ。
C:……
P:あっ、電源抜いちまった! いきなり最後の手段を使うとは…!
C:ああ…。
P:おお、やっとおきたか!
C:今、何が起こったの?
P:お前がフリーズして、部長がコンセントを抜き差しして、再起動だ。
C:あら、そう…。
P:さっきの文書、覚えてるか?
C:さっきの文書って?
P:やっぱりファイルに保存してなかったか、この部長…!
C:ねえ、さっきの文書って、何?
P:誰か、部長にコンピュータの使い方を教えてやってくれーっ!!
C:……?
(以下、記録無し)