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1828. 感染症数理モデル-16 投稿者:杉本典夫 [URL] 投稿日:2020/04/14 (Tue) 17:44:58
 集団感染を起こした集団を迅速に発見し、その集団を隔離措置すると同時に、できるだけ「3密環境」を無くすことによって、γ(単位時間あたりの隔離率)を大きくし、β(単位時間あたりの感染率)を小さくして、R0(基本再生産数)を小さくすることができます。γを大きくし、βを小さくしてR0を小さくすると、流行がゆっくりと広がり、ゆっくりと納まります。
 そのため下図「新型インフルエンザ対策の基本的考え方」のグラフのように、流行している期間は長くなりますが、ピーク時の感染者数を少なくして医療崩壊を防ぎ、流行終息時の累積感染者数を少なくすることができます。つまり欧米のようなローラー作戦ではなく、集団感染が発生するたび、患者集団をモグラ叩きのようにひとつずつ潰し、長期間のゲリラ戦に持ち込む作戦なのです。「感染症数理モデル-9」で示した日本の累積感染者数のグラフを見ると、現在のところその作戦が成功していて、流行の進行をゆっくりにし、ピークを後ろにずらしていることがわかると思います。

※図は、厚労省対策推進本部クラスター対策班の押谷仁先生が作成された、「COVID-19への対策の概念」から引用させていただきました。