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1887. Re[1886]:統計学の基礎について 投稿者:杉本典夫 [URL] 投稿日:2022/11/06 (Sun) 16:32:58
>上条あかね様
>> そして,この ①,② をそれぞれ
>> 「(1) のような標本平均から信頼区間を 1 回作るとき,それが母平均を含むものである確率は p である」,
>> 「(1) のような標本平均から信頼区間を N 回作るとき,そのうち母平均を含むものの個数の期待値は N×p である」
>> と表現する.
>> というのはまずいのでしょうか?
何度も説明しているように、僕はあまりマズイとは思いません。しかしネイマン・ピアソン統計学派の人は「マズイ!」というと思いますよ。(^^;)
その理由はこれまで何度も説明しているので、過去の書き込みをもう一度じっくりと読んでください。

>>大数の法則を用いて「頻度論的な確率」を定義するということでしょうか?
>> 大数の法則(弱,強のどちらにせよ)は幾許かの条件を満たす確率空間,確率変数列についての主張であり,
>> それらの構成には既に確率測度(「確率」を像とする写像)が含まれていますので,
>> その「確率」を用いて「頻度論的な確率」を定義することになりそうですが...
これも何度も説明しているように、このあたりの誤解がネイマン・ピアソン統計学全般の誤解の元になっていると思います。
これについては数理統計学の解説書をじっくりと読まれることをお勧めします。例えば「基礎統計学I 統計学入門」(東京大学教養学部統計学教室編、東京大学出版会、1991年)等をお勧めします。そしてこの本に書かれた内容について疑問点があったら、この本の編者である松原望先生に質問してみてください。(^_-)