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1956. Re[1955]:許容限界の設定 投稿者:杉本典夫 [URL] 投稿日:2023/08/28 (Mon) 18:25:32
>北の大学院生さん
こんにちわ!

> 以前ご相談させていただいた、共分散分析の論文を今年の9月に投稿予定になりました。
> ロジスティック回帰分析の変数の選択も納得できるような選びかたができました。
> 論文の謝辞に共分散分析のアイディアをいただいたことを記載させていただきたいと存じます。
それは良かったですね! 謝辞については大変光栄ですね、ありがとうございます。

> 許容限界の設定なのですが、(標本平均値) ± 1.96 or 2×(不偏分散)というようにラフに行っていたのですが、
> 一般的には平均と標準偏差のずれを考慮して、非心t分布を利用して,
> (標本平均値) ± (非心t分布の逆関数の値)/ ( sqrt(サンプルサイズ) )× (不偏分散)
> というように行ったほうが望ましいでしょうか。
いえ、普通の標準正規分布または普通のt分布を利用してかまいません。
非心t分布は母平均が(μ+δ)の時に、標本平均mをt=(m-μ)/SEと標準化した時にtが従う分布です。母平均が(μ+δ)の時というのは、対立仮説H1(母平均はμよりもδだけ大きい)が正しい時です。そのため非心t分布は、普通は対立仮説が正しい時に検定結果が有意になる確率つまり検出力を求める時に用います。
信頼限界や許容限界は母平均μ=標本平均mという仮定に基づいて計算します。そのためzは非心t分布には従わず、普通の標準正規分布または普通のt分布に従います。

> この辺の解析はやはり、EZRのデフォルトではほしい統計量が出なかったり、共通のオッズ比の信頼区間しか出ず、共通の検定や異質性の検定も出ず、
> 作成が面倒でしたがエクセルで自分で作ったほうが分かりやすくて良かったと思いました。
> このシートを作成できたのは貴ホームページのおかげです。ありがとうございました。
それはすごいですね! 当館の情報がお役に立てたようでしたら嬉しいです。

> http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat11/stat1102.html#:~:text=%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%A4%9C%E5%AE%9A(%E5%85%B1%E9%80%9A%E6%80%A7)%EF%BC%9A%CF%87o2%20%3D%204.147(p%20%3D%200.0417)%20%EF%BC%9C%20%CF%872(1%2C0.05)%20%3D%203.841%20%E2%80%A6%20%E6%9C%89%E6%84%8F%E6%B0%B4%E6%BA%965%EF%BC%85%E3%81%A7%E6%9C%89%E6%84%8F%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84
> の部分ですが、χo2 = 4.147(p = 0.0417) “>” χ2(1,0.05) = 3.841 … 有意水準5%で“有意”だと思われます。(注3も同様)
これはありがとうございます、またしてもタイプミスでした! 早速、訂正しておきました。
こういった見つけにくいタイプミスを見つけていただくと、大変ありがたいです。

今後とも、よろしくお願いします。m(_ _)m