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会議室

この会議室はパソコン通信と同様のオンライン掲示板です。 どんな話題でもかまいませんので気軽にじゃんじゃん書き込んでください。

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201. Re[199]:初もうでオフ 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/21(水) 12:57:46
>NEGIさん

>>初もうでオフ
>>ひにち:平成18年1月3日
>>じかん:午後1時半から
>>ばしょ:尾陽神社

 もうそんな季節になったんですねぇ!

 実は、今年の11月に会社勤続30年のお駄賃として旅行券と1週間のリフレッシュ休暇を
貰ったので、それを利用して12月24日から31日までカミさんと二人でニュージーランド
に熟年旅行に行ってきます。

 そのためいつもは年末年始にやっていた帰省や雑用を正月からやることになり、1月3
日は参加できるかどうか今のところ未定です。雑用の合間をぬい、カミさんの非難の目
をかいくぐって参加できるようなら行きますね。(^^;)

 とゆーわけで31日まで留守にしますので、どちら様もあしからずご了承ください。m(..)m

    TVと同様、つかみシーンの次にCM挿入(^^;)   とものり

200. ある地方議員後援会の理想と現実−163 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/21(水) 12:43:15
 知人の演説は、貧しかった自分の生い立ちから始まり、若い頃から長年組合活
動に参加していたこと、それを通して自分のできる範囲で人のために何か役に立
つことをしたいと思ったこと、軸足を地元に置き、庶民の立場に立った政治活動
を住民と一緒になって行っていきたいこと、このような自分の信条に賛同し、自
分に力を貸していただけるものなら自分に一票を投じて欲しいということを、情
熱を込めて正直かつ誠実に語ったものでした。

 この演説に対して事務長と選挙参謀から、「あまり正直に主義主張をせず、な
るべく当たり障りのないことを言っておいた方が良い。特に、この土地には組合
活動に拒否反応を起こす人がいるから、自分から組合活動をやっていたなどと言
わない方が良い」という文句がついたのです。

 正月の色々な行事の時に知人が行った立候補の挨拶に対しても、これと同じよ
うな内容のやっかみ半分の文句が他の地区の人から出て、事務長と選挙参謀はそ
れをまともに受け止めていました。今回は、個人演説会に参加した人達からその
ような文句はまだ出ていなかったのですが、事務長と選挙参謀は先回りしてそれ
を心配したようです。(~_~)

 またかという感じで僕は腹が立つやらあきれるやらでしたが、正月のこともあ
るので知人はその意見を素直に聞き、以後の演説は次第に当たり障りのないもの
になっていきました。

 周囲の状況を考慮した結果、選挙ポスターのキャッチフレーズが月並みで陳腐
なものになるのと同様に、候補者の演説もこうして月並みで陳腐なものになって
いき、最終的には自分の名前と「お願いします」の連呼だけになっていくという
ことを、僕は苦々しい思いと共に理解しました。p(~~;)

                            とものり

199. 初もうでオフ 投稿者:NEGI 投稿日:2005/12/21(水) 10:31:52
 老師お話の途中、それもつかみの所での横入りをお許しくださ
いませ。
 
 ご無沙汰をしております、NEGIでございます。
 今年も押し迫って参りましたが、皆様方には如何お過ごしで御
座いましょうか。
 きっと中には、年末年始〜ぃ・・かんけーねーよぉ・・ずっと仕
事じゃぁぁ〜・・、などとゆー気の毒な方もいらっしゃると思いま
すが、ぜひお友達になりたいものであります。(笑)

 さて、毎年のデフォルトオフ「初もうでオフ」のご案内であり
ますが、今回も下記の要領で執り行ないますので、ぜひぜひご参
加くださって、お互いの傷を舐め合おうではありませんか。^^;

            記
初もうでオフ
ひにち:平成18年1月3日
じかん:午後1時半から
ばしょ:尾陽神社
 http://kokomail.mapfan.com/receivew.cgi?MAP=E136.55.28.0N35.8.40.3&ZM=10&CI=R
かいひ:千円
かんじ:NEGI メアド:offnegi-hatumoude@yahoo.co.jp

PS.皆様、ぜひお知りあいにご吹聴くださいませ。

198. ある地方議員後援会の理想と現実−162 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/19(月) 16:23:07
 個人演説会の責任者は後援会会長で、演説会で挨拶をすることになっていまし
た。ところが後援会会長は前日から風邪気味で、朝の駅立ちも早々に切り上げて
いましたが、午後から熱を出してついにダウンしてしまいました。このため幹部
役員が挨拶を代行しました。

 地元の名士はその地区の名家の出身で、町の福寿会会長をしていたため、僕が
区長会長をやっていた時に顔見知りになっていました。その人は地元の高校の名
物校長だったこともあり、話が上手いことと長いことで有名でした。(^^;)

 このため演説会の前に、こっそりと「先生、なるべく短く、できれば10分程度
でお願いしますよ!(^人^)」と釘を刺しておきましたが、それでも20分ほどしゃ
べりました。もちろんそれは最初から計算に入れて予定を立ててあったので、演
説会はスケジュールどおりに進行しました。(^^)v

 知人の演説は、初めての個人演説会ということでいつも以上に熱が入っていて、
誠意と情熱を感じさせる見事なものでした。知人の演説はこの前にも後にも何度
も聞きましたが、この時のものが一番印象的で感銘を受けました。

 ところが驚いたことに、その日の幹部の反省会で知人の演説について文句がつ
いたのです。('o')

                            とものり

197. ある地方議員後援会の理想と現実−161 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/16(金) 21:40:45
 やがて演説会の参加者が集まって来て、狭い会場は満員になりました。そして
開始予定時刻の午後7時30分になったので、僕は演説会を始めました。ほとんど
ぶっつけ本番状態でしたが、来賓もいない内輪のこじんまりとした演説会なので
適当に楽しみながら司会進行役をやりました。(^^)v

 個人演説会の式次第は以下のとおりです。

(1) 開会の辞    … 司会者(僕です。σ(^^;))

(2) 事務長挨拶   … 事務長

(3) 後援会代表挨拶 … 後援会会長(風邪のため後援会幹部役員が代行(^^;))

(4) 応援演説    … 元町会議員、地元の名士(町の福寿会会長)

(5) 立候補者挨拶  … 候補者

(6) 閉会の辞    … 司会者

                            とものり

196. ある地方議員後援会の理想と現実−160 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/14(水) 21:00:48
 この日の夜には初めての個人演説会が予定されていて、僕が司会進行役をする
ことになっていました。そこで会社から帰ると駅から選挙事務所に直行し、スタ
ッフが用意してくれたおにぎりを食べながら、個人演説会会場に自動車で送って
もらいました。

 演説会場は隣の地区の公民館で、20名程度しか入れないこじんまりとした建物
です。公民館といっても、それは地区の住民が寄付金を集めて建てたもので、そ
の地区の神社の敷地内に建てられています。そして神社の集会場を兼ねていて、
お祭りの時に行われる色々な行事の会場にもなります。この土地ではこういった
政教一致型公民館(^^;)が多いのです。

 隣の地区は元町会議員の地盤であり、今回は知人を応援してくれることになっ
ていました。このため参加者は隣の地区の後援会役員が集めた知人の支持者ばか
りで、個人演説会というよりもその地区の総決起大会のような性質のものです。

 僕が会場に着いた時には会場の準備がほとんど終わっていました。会場には、
選挙事務所と同じように正面に知人と町長と県会議員の垂れ幕が飾られ、部屋中
に必勝祈願の書と知人のポスターが張りまくられています。

 公民館といっても法律上は私的な建物になりますから、ポスターなどの掲示物
の制限はありません。何しろこの地区から立候補者が出た時には、その公民館を
選挙事務所として利用するくらいですから、個人演説会場を選挙事務所のように
飾りたてるくらいは可愛いもんなのです。(^_-)

 ただしこの公民館も他の公民館と同様に、町から雀の涙のような補助金をもら
っているため半公的建物になります。このため選挙事務所として利用することは
厳密には選挙違反になりますが、この程度のことは大目に見てもらっているよう
です。

                            とものり

195. ある地方議員後援会の理想と現実−159 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/12(月) 21:09:02
 この日は会社があったため、僕は駅立ちを7時で切り上げて会社に出勤しまし
た。ただし普通に通勤したのでは面白くないので、行きがけの駄賃にサクラ役を
することにしました。

 そこでスタッフジャンパーを脱いでコートに着替えると、一旦、駅から離れた
ところまで戻り、普通の通勤客のようなフリをして(実際にも普通の通勤客なん
ですが(^^;))、自分の陣営の候補者とスタッフに「頑張ってください!」とわざ
とらしく声をかけながら駅に入っていきました。

 知人の前を通る時、一瞬、声をかけながら握手しようかと思いましたが、さす
がにそこまでクサイ演技はできませんでした。(^^)ゞ

 駅に入ってプラットホームに出ると、そこから駅立ちの様子がよく見えます。
今までは、揃いのスタッフジャンパーに必勝鉢巻という大時代的ないでたちの運
動員達を、プラットホームから眉をひそめて眺めていました。

 しかし今回、自分がその仲間になって大時代的ないでたちの運動員をやったお
かげで、眉をひそめて運動員を眺めるようなことはなく、何となく「お互いに大
変ですなぁ…」という同志のような目で眺められるようになりました。

 それでも生来の全体主義嫌いかつ横並び主義嫌いのせいで、まるで出征兵士を
見送るようなハタ迷惑なお祭り騒ぎには相変わらず馴染めませんでした。(~~;)

                            とものり

194. ある地方議員後援会の理想と現実−158 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/09(金) 13:04:15
 また街頭で選挙運動をすることのできる運動員は、街頭演説用腕章をした最高
11人と決められています。しかし我々を含めてどの陣営も11人以上のスタッフが
集まっていて、腕章の有無にかかわらず「お願いします」と挨拶をしていました。

 これも厳密にいえば公選法違反ですが、これくらいの違反は大目に見てもらえ
るだろうということで、どの陣営も気にする様子はありませんでした。(^^;)

 この日は5人の候補者陣営が駅立ちをやっていて、総勢で70〜80名の選挙スタ
ッフが駅前に詰めかけました。このため駅の入り口へと続く通路の周囲には、色
とりどりのスタッフジャンパーを着て必勝鉢巻を締めた異様な風体の人達がずら
りと並び、通勤客にやたらとハイテンションな挨拶を繰り返していました。

 これは通勤客にとってはとんだ災難ですから、迷惑そうに眉をひそめるか、運
動員と目を合わせないようにしてそそくさと駅に入っていく人がほとんどでした。
ヘタに運動員と目を合わせ、運悪く顔見知りでもいようものなら、20年ぶりに再
会した幼馴染のように歓迎され、候補者が飛びついてきて握手攻めにされたりし
ますので通勤客も大変です。(^^;)

 これまでは僕も普通の通勤客でしたから、挨拶される側の気持ちがよくわかり、
顔見知りの人が通るとお互いに苦笑いしながら目礼する程度にしていました。し
かし他のスタッフは、例の集団陶酔心理のせいか通勤客に迷惑をかけているとい
う自覚がほとんどなく、顔見知りの人が通ると待ってましたとばかりにハイテン
ションな挨拶をしていました。

                            とものり

193. ある地方議員後援会の理想と現実−157 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/07(水) 20:11:41
 そのうちに他の候補者陣営の選挙スタッフが駅立ちのために沢山集まってきて、
駅前は陣取り合戦のようになってきました。

 本来の駅立ちは、駅前で候補者が街頭演説をします。しかしこの町には駅が二
つしかないので、朝の通勤時間帯は多くの候補者が同じ場所に集中します。この
ため街頭演説をすることはほとんどなく、候補者と運動員が通勤客に「よろしく
お願いします!」と挨拶するだけになります。

 前に書いたように、街頭運動は朝の8時から夜の8時までしかできません。その
ため朝の8時までは、揃いのスタッフジャンパーを着た異様な集団が駅前にずら
りと並び、通勤客に向かって無言でお辞儀を繰り返すという、実に気味の悪い光
景を現出します。(^^;)

 我々の陣営は、選挙参謀と僕が「8時までは黙ってお辞儀だけしているように!」
と厳しく言い渡していたので、どのスタッフもそれに従ってしましたが、他の陣
営の中には、8時前でも平気で「○○をよろしくお願いします!」と叫んでいる
ところがありました。(~_~)

 まあ、名前入りの襷をかけた候補者と、揃いのスタッフジャンパーを着たスタ
ッフが並んでお辞儀をしていれば、いくら「黙っているのだから選挙運動ではな
い!」と言い張ってみたところでただの詭弁にすぎません。

 このため「○○をよろしくお願いします!」と叫んでいる陣営のスタッフを非
難してみても、「目くそ、鼻くそを笑う(^^;)」の類ですので、あえてそれを咎
める気はしませんでした。

                            とものり

192. ある地方議員後援会の理想と現実−156 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/05(月) 19:52:16
 次の日は電車の駅前に並んで電車通勤者に顔を売る、いわゆる「駅立ち」をや
りました。新人候補ということもあり、謙虚でかつ意欲のあるところを見せよう
と、何とまだ暗い早朝5時22分の始発から駅前に並びました。

 何しろめったやたらと寒い真冬の夜明け前に、ふきっさらしの駅前で長時間お
辞儀を繰り返すという過酷な活動ですから、物好きな有志だけが参加するという
ことになっていました。

 ところが物好きな有志の数が予想以上に多く(^^;)、一応の集合時間であった
午前5時には5、6名のスタッフが集まり、6時頃には10名以上のスタッフが集まっ
たのには正直いって驚きました。w('o')w

 この日は平日で会社に出勤する予定でしたので、僕はそのまま電車に乗って会
社に直行できるようにスタッフジャンパーの下に背広を着込み、厚い下着を着て
ポケットカイロをいくつも用意していました。しかしそれだけの防寒対策をして
いたにもかかわらず、時間がたつうちに体の芯まで冷え切ってしまいました。

 それでもこの日は晴れていたので、日の出後は徐々に暖かくなり、かなり楽に
なりました。ベテランのスタッフの話では、元町会議員の選挙の時、駅立ちの日
に大雪に降られたことがあって、「あん時はどえりゃー雪だったもんで、ほんと
おおじょうこいてまったわ!(~O~)」だったそうです。(^^;)

                            とものり

191. ある地方議員後援会の理想と現実−155 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/02(金) 22:12:42
 地家の人達の噂話といい、自治会にとっての要注意人物の選挙運動への参加と
いい、この日は、肌合いの違う人達の中にいるという居心地の悪さと、ここは僕
がいるべき場所ではないという違和感を強く感じました。(~~;)

 この居心地の悪さと違和感は、元町会議員の後援会幹部の人達の考え方と僕の
考え方の根本的な違いが顕著になってきた頃から感じ始めていましたが、選挙運
動が始まり色々な人が事務所に出入りするようになって、よりはっきりと感じる
ようになりました。

 会社の仕事でも、こういった居心地の悪さと違和感を感じることがありますが、
そこは仕事と割り切り、業務用の人格(^^;)を作って対応しているのであまり気
になりません。

 ところが後援会活動と選挙運動は純然たるボランティアであり、地元に対する
義務感と知人に対する義理だけで行っているので、正直言ってかなり気になりま
した。しかしここで本音を言って自己主張をしてみても、周囲の人達から反発さ
れ、結局のところ知人が困るだけなのは目に見えています。

 そこで会社の仕事と同じように業務用の人格で対応し、当選という目的を達成
するためにプロ意識に徹しようと、あらためて決心しました。p(+o+)

                            とものり

190. ある地方議員後援会の理想と現実−154 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/12/01(木) 00:25:51
 実際、選挙対策本部設置、選挙事務所開き、出陣式、選挙運動と続く一連の運
動は、宗教でいうところのイニシエイションとか、かつて流行した能力開発と同
じような意味と目的を持っています。

 つまり選挙運動というのはお祭りの一種であり、少々ハメをはずして騒いでも
大目に見てもらえるような大義名分のある非日常的な活動なのです。しかも選挙
運動は自分が運動した結果が勝ち負けとしてはっきり表れるため、スポーツの応
援団やサポーターのような達成感も得られます。

 このため昔から選挙運動に参加しているスタッフの中には、候補者が誰であろ
うとかまわずに選挙運動に参加するというスタッフがけっこういます。そういっ
た人達はお神輿を担いでお祭り騒ぎをするのが好きであり、お神輿の上に誰が乗
っていようとほとんどかまわないのです。

 うがった見方をすれば、自治会にとっての要注意人物(^^;)の多くが選挙運動
に参加する理由は、選挙運動がこういった性質を持っているからかもしれません。
自治会活動は日常生活で起こる様々な問題を解決するための地味で地道な活動で
あり、選挙運動のようなお祭り騒ぎとは正反対の性質のものです。

 商売をほったらかしてご贔屓のチームの追っかけをしている応援団の人が、家
族から顰蹙を買っているようなもので(^^;)、要注意人物と選挙好きが重なるこ
とが多いのはある意味で当然のことかもしれません。

                            とものり

189. ある地方議員後援会の理想と現実−153 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/28(月) 20:48:16
 街宣車による選挙運動はモタロウほどの効果はありませんが、一般人にもよく
知られた選挙運動なので男のスタッフにも人気があります。

 実際、街宣車に乗り、白い手袋をして道行く人達に手を振って挨拶していると、
何だかスターになったような気分になってやたらとハイになります。

 一般人にとってはハタ迷惑極まりなく、運悪く道で街宣車なんぞに出くわした
ら、大部分の人はできるだけ避けるようにするか、眉をひそめて見ないようにす
ると思いますが、街宣車に乗っているとそんな人達はほとんど目に入らず、みん
ながこちらを注目し、好意的に見てくれているような気になってしまいます。

 そして手を振って挨拶した相手が愛想笑いしてくれたり、手を振り返してくれ
たりしたら有頂天になり、「これでもうあの人はこっちに投票してくれる、今日
は××票かせいだぞ!p(^o^)」などと、みんなで盛り上がってしまうのです。(^^;)

 これは街宣車に限らずモモタロウでも他の運動でも、とにかく選挙運動をして
いるスタッフにほぼ共通する心理のようです。

 普通の人の目から見たらハタ迷惑で異様な行為が、やっている人達にとっては
全く違った有意義な行為に思え、自分達が何か選ばれた特別な集団のように思え
てしまうという、オームとか白装束集団もかくありなんという集団陶酔心理なの
でしょう。(^^;)

                            とものり

188. ある地方議員後援会の理想と現実−152 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/26(土) 21:33:19
 この日は、僕もついに街宣車に乗りました。(^o^)v

 街宣車の主役はもちろんウグイス嬢で、選挙運動の華なので女性スタッフには
一番人気があります。しかしウグイス嬢には経験が必要で、経験の有無がアナウ
ンス内容に如実に現れます。

 ウグイス嬢のコーチ役として応援に来てくれた市会議員の娘さんは、若い頃か
ら長年ウグイス嬢をやっていただけあって実に見事なアナウンスをします。この
人のコーチのお陰で我が陣営のウグイス嬢はめきめきと腕を挙げ、選挙期間の終
わり頃には見違えるほど(聞き違えるほど?(^^;))巧くなっていました。

 街宣車で地区を回っていると、他の候補者の街宣車と鉢合わせしたり、すれ違
ったりすることがよくあります。そんな時、顔見知りのスタッフがいると、お互
いににこやかに目礼したり、時にはベテランのウグイス嬢が「○○候補さんご苦
労様です、お互いに頑張りましょう!」などと励まし合ったりして、実に友好的
な雰囲気を醸し出します。

 そして相手の街宣車が離れていったとたんに、街宣車の中で相手のウグイス嬢
の腕前とスタッフの手腕を値踏みしてアレコレと手厳しい評論を加え、あそこに
は勝てるとか、あそこには負けないなどといって仲間内で盛り上がるのです。(^^;)

                            とものり

187. ある地方議員後援会の理想と現実−151 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/23(水) 23:51:27
 その日はモモタロウを数回行い、僕もチャンスを見つけてちょっとだけ同行し
ました。モモタロウはタスキをかけた候補者を先頭にし、その後ろに街頭演説用
標旗を持った運動員と街頭演説用腕章を付けた運動員がゾロゾロとついて歩くの
で、まさにモモロウの行列のようです。(^^;)

 公選法では、道路や公園などの公共の場所で選挙運動をするのはかまいません
が、有権者の家の敷地内に入ったり、家の呼び鈴を押して有権者を家の外に呼び
出したりするのは禁じられています。

 そこでモモタロウでは候補者が挨拶に来たことをみんなで連呼しながら、チン
ドン屋のように道を練り歩き、たまたま道を歩いていた人や、モモタロウの音を
聞きつけて家の外に出てきた人を見つけると、候補者が近寄って行って握手をし
ながら挨拶をします。

 しかし実際には、普通に連呼していては有権者がわざわざ家の外まで出て来る
ようなことは少ないので、練り歩く地区に顔の効く運動員がモモタロウに参加し、
知り合いの家の前でわざと大声を上げ、家人に外に出てきてもらったりします。

 スタッフの中には公選法をあまり知らない人もいるので、知り合いの家の呼び
鈴を鳴らしまくって家人を外に呼び出すような人もいたそうですが、幸い僕が同
行した時はそんな無謀な人(^^;)はいませんでした。

 人間はやはりフェイス・ツー・フェイスのコミュニケーションが基本なので、
選挙運動の中でこのモモタロウが一番効果があると選挙プロは言います。実際に
モモタロウをして相手の反応を見ていると、そのことがよく実感できます。

 規模の大きい選挙になると、選挙地区が広くてモモタロウをするのは大変なの
で、自転車を使ってモモタロウをする候補者がたまにいます。あれは体力が必要
ですが、それだけの効果が十分あるそうです。

                            とものり

186. ある地方議員後援会の理想と現実−150 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/21(月) 22:23:07
 この日は地家の人達だけでなく、新興住宅の人達もけっこう事務所に訪れまし
た。新興住宅の人は自治会活動に積極的に参加する人の割合が少ないので、顔見
知りは少ないだろうと思っていましたが、意外に顔見知りが多いので驚きました。

 そしてその顔見知りの人達の中には自治会活動に積極的に参加する人ももちろ
んいましたが、自治会にとっての要注意人物(^^;)の割合がやたらと多いのでさ
らにびっくりしました。w('o')w

 「自治会にとっての要注意人物」とは、何かというと自治会役員に文句をつけ
るくせに、責任のある役目は決して引き受けようとはせず、役目が当たりそうに
なるとあれこれ言い訳を並べ立てて逃げてばかりいて、どうしても役目を引き受
けざるを得ない羽目になると、やたらと役目を振りかざして傍若無人に行動し、
自治会にも周囲の住民にも迷惑をかけまくっているような人のことです。(+o+)

 自治会は住民の善意を前提にして組織した強制力の無い自主組織ですから、そ
ういった我侭で身勝手な人がいるとみんなが迷惑をします。そしてそういった人
は自然に自治会役員と顔見知りになり、自治会役員の経験者の間で「要注意人物
(^^;)」として知れ渡ることになります。

 元町会議員の選挙スタッフだった人達に聞いたところ、そういった人達は元町
会議員の選挙の時にもたいてい選挙事務所を訪れていて、正式な選挙スタッフに
こそならないものの、気が向くと選挙運動を手伝っていたそうです。

 そういった人達がなぜ選挙運動にかかわりたがるのかはわかりませんが、責任
のある正式なスタッフにならずに、気が向いた時だけ選挙運動を手伝うというの
が、いかにもその人達らしいという感じがします。(^^;)

                            とものり

185. ある地方議員後援会の理想と現実−149 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/18(金) 16:56:39
 その噂話に名前が出た人達の中に、僕が尊敬したり信頼したりしている人がけ
っこういました。その人達は世のため人のために地味ながら大切な活動を黙々と
行っていて、政治活動や権力争いからは距離を置くタイプの人が多いのです。

 そういった人達は選挙の時は客観的かつ冷静に候補者と社会の動きを見極め、
自分の信念に従って投票します。このため僕はあえて今回の選挙活動に誘わず、
僕が血迷った時(^^;)のための客観的かつ冷静な相談相手として残していました。

 そういった人はどんな選挙でもどこかの陣営につくということはせず、どこの
選挙事務所にも顔を出しません。そのため選挙のたびに噂話のネタにされ、色々
と陰口を囁かれることが多いのでしょう。

 おそらく当人はそんなことは全く気にしていないと思いますし、僕自身も人か
らあれこれ噂されるのはほとんど気になりません。しかし自分が尊敬している人
が憶測だらけで程度の低い噂話のネタにされているのを聞かされると、さすがに
腹が立ちました。凸(-"-)

 もちろん他愛のない噂話であることは重々わかっていましたし、根っからの善
人ではあるものの村社会の横並び主義に染まり切ったこの人達に、本当のことを
話しても理解できないだろうと思い、抗議の声を上げたいのをグッと我慢して噂
話を聞き流すことにしました。p(--;)

                            とものり

184. ある地方議員後援会の理想と現実−148 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/16(水) 17:57:51
 この日は休日だったのでスタッフだけでなく色々な人が事務所に訪れ、候補者
やスタッフを激励してくれたり、労をねぎらってくれたりしました。

 事務所に人が沢山詰めかけていると、そこの候補者に人望があり、その陣営に
活気があるような印象が与えられるので、たとえ実質的な仕事をしていなくても
選挙運動に十分寄与します。(^^)v

 地家の人達はそういったことを心得ているので、時間があればできるだけ事務
所に詰めています。ここの地家は兼業農家が多いため休日しか事務所に来られな
い人もけっこういて、この日はそういった人達も事務所に詰めていました。

 区長をやっていた関係で地家の人達の中には顔見知りが多いので、この日は僕
もその人達と一緒に世間話に花を咲かせました。僕が、地家の人達が事務所に沢
山来てくれるので非常に助かるということを話題にすると、

「今回の候補者のことはあんまり知らんが、他の候補者についとると思われると
嫌だから、仕方なく来とるんだ」

という返事をする人が多いので驚きました。

 もちろん冗談半分の口調でしたが、その人達の世間話の内容は「誰それが来と
らんが、あいつは××地区の○○候補と親しいらしいから、○○候補の事務所に
行っとるんじゃないか?」とか、「誰それはどうも××党を支持しとるようだか
ら、○○候補のとこに行っとると思うぞ」とか、「誰それが選挙の時にじっとし
とるわけがない、○○候補んとこに行っとるに決まっとる!」とか、とにかく事
務所に顔を見せない人の噂話が大半でした。(++;)

                            とものり

183. ある地方議員後援会の理想と現実−147 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/14(月) 18:21:57
 出陣式の翌日は休日だったのでまた朝7時に事務所に行き、選挙運動前の幹部
打ち合わせから、夜の選挙運動後の幹部反省会まで一日中選挙運動に参加しまし
た。

 この日は休日で有権者が家にいる可能性が高いため、候補者は街頭演説とモモ
タロウを中心にして活動し、モモタロウに同行しないスタッフは街宣車で活動す
るということになりました。

 モモタロウは他の候補者と重なると都合が悪いので、あえて事前に実施時間を
決めず、街宣車からの報告や他陣営の様子を偵察に行ったスタッフからの報告を
参考にして、選挙参謀がタイミングを見計らってゴーサインを出します。このた
めスタッフはいつでもモモタロウに参加できるように、時間の都合がつく限り事
務所に詰めていることになります。

 朝8時になると、まず最初に練習と景気づけを兼ねて事務所の前で候補者が街
頭演説を行いました。知人は組合活動をしていましたし、シロウト劇団で役者を
やっていたので演説がかなり上手です。元町会議員の演説しか聞いたことがなか
った多くのスタッフは、知人の演説を聞いて非常に感心していました。

 実は選挙参謀も知人の演説を初めて聞いたひとりで、喜んで街頭演説を沢山行
うように運動スケジュールを変更することにしました。元町会議員は「吹く(業
界用語、演説のこと(^_-))」」のが下手だったため、これまでの選挙では街頭演
説をあまり行わず、街宣車とモモタロウを中心にして運動を進めていました。

 しかし選挙運動では候補者が演説しないとやはり格好がつかないので、選挙参
謀としては本当は街頭演説をもっと取り入れた運動をしたかったのです。(^_-)

                            とものり

182. ある地方議員後援会の理想と現実−146 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/11(金) 11:53:19
 さて、出陣式が終わった後も候補者を励ますための来客が多く、初日は地元地
区を街宣車で回って立候補の挨拶をするだけで精一杯で、街頭演説やモモタロウ
は行いませんでした。

 ただし電話作戦は初日から行いました。電話作戦は事務所とは別の場所で行っ
ていたため、僕は暇を見つけて状況把握に行きました。電話作戦には僕のカミさ
んがスタッフとして入っていたので、カミさんに様子を尋ねたところ、女性ばか
りなので井戸端会議をしながら(^^;)、比較的のんびりと電話をかけているとの
ことでした。

 こんな調子で初日はあっという間に時間が経ち、僕は一度も街宣車に乗れませ
んでした。一応、事務局であり、事務所に詰めていることが主な仕事なので、そ
れは仕方のないことでしたが、経験できることは全て経験しておこうと思ってい
たので、明日以後で何とかチャンスを見つけることにしました。

 街頭で選挙運動をできる時間は午前8時から午後8時と決められています。事
務所や演説会場ではそれ以外の時間も運動可能ですが、下手に運動して選挙違反
になってしまってはマズイので、一応、全ての運動を午後8時で終わることにし
てありました。

 このため午後8時になると事務所で運動終了の挨拶を行い、幹部以外のスタッ
フは家に帰りました。幹部はその後で反省会を行い、明日の予定を立てました。
初日の反省会では特に問題となるようなことはなく、出陣式が盛況だったことを
みんなで喜び合いました。

 こうして選挙初日は、てんやわんやのうちに何とか無事に終わりました。選挙
はまだまだ始まったばかりです。v(^^;)

                            とものり

181. ある地方議員後援会の理想と現実−145 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/09(水) 20:01:21
 よく選挙違反になってしまうのが、運動員または労務者の人数制限または報酬
額制限をうっかり、または意図的に(大部分はこっちですが…(^^;))超えてしま
うことです。

 実際の選挙スタッフはたいてい15+7名以上になります。そしてその中で食事
を提供する人と提供しない人を区別する、または報酬を支払う人と支払わない人
を区別するのは難しいので、全員手弁当のボランティアか、それとも全員食事ま
たは報酬を提供するかのどちらかになりがちなのです。

 今回の選挙では、僕の理想としてはスタッフは全員手弁当のボランティアにし
たかったのですが、諸般の理由(ある地方議員後援会の理想と現実−122参照)に
より、報酬は支払わないものの公選法の制限範囲内で食事だけは提供することに
なりました。

 ただし用意した食事の数はあくまでも制限人数分で、食事の費用も制限範囲内
ですが、食事をもらえたスタッフが仲の良いスタッフに食事の味見をさせるのは
見て見ぬふりをする、ということにしました。(^^;)

                            とものり

180. ある地方議員後援会の理想と現実−144 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/07(月) 12:11:46
 選挙期間は5日間で労務者が延べ35名、運動員が延べ75名ですから、選挙運動
費用中の人件費関係はだいたい80〜90万円程度になります。

 ちなみに選挙運動費用全体の限度額は、

  選挙人名簿登録者数(有権者数)÷議員定数×1,120円+900,000円

という式で計算され、今回の場合は、

  28,721名÷20名×1,120円+900,000円=2,508,376円

となり、だいたい250万円程度でした。

 この式の最後の90万円が労務者の報酬や運動員の食事料等の人件費関係に相当
し、それより前の部分がポスターやハガキや個人演説会などの広告宣伝費関係に
相当します。つまり1人の候補者が平均して相手にする数の有権者1人当たり、
だいたい1,120円の広告宣伝費を使うことができるというわけです。

 こうして考えますと選挙運動費用の計算はけっこう単純です。ただしこの計算
どおりにいかないのが世の常人の常であり、選挙運動の難しいところです。(^^;)

                            とものり

179. ある地方議員後援会の理想と現実−143 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/04(金) 12:48:59
 労務者は日額1万円以内、超過勤務手当てとして1日について日額の5割以内
の報酬と、選挙運動のために使用した交通費の実費、宿泊代として食事料を含め
ずに1泊1万円を受け取ることができます。

 また労務者以外の事務員は日額1万円以内(超過勤務手当ては無し)の報酬を、
車上等運動員と手話通訳者については日額1万5千円以内(超過勤務手当ては無
し)の報酬を受け取ることができます。

 ただし支給人数はこれら3種類の人達を合わせて1日7名以内で、5日間の選
挙期間中に35名を超えない人数に限って異なる人を届け出ることができます。つ
まり報酬を支給できる7名の労務者は1日中同じ人で、日が変われば別の人に交
代しても良いということです。

 それに対して運動員は原則としてボランティアであり、事務所で提供される弁
当と茶菓子を除いて報酬を受け取ることはできません。

 ただし実費弁償といって、選挙運動のために使用した交通費の実費、宿泊代と
して食事料2食分を含んで1泊1万2千円、弁当料として1食千円1日3千円、
茶菓子料として1日5百円を受け取ることができます。

 もちろん選挙事務所で弁当と茶菓子を提供された場合は実費弁償を受け取るこ
とはできませんし、1日15名以上の人が実費弁償を受け取ることもできません。

                            とものり

178. ある地方議員後援会の理想と現実−142 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/11/02(水) 20:56:14
 神社へのお参りが終わると、候補者は運動員と一緒に街宣車に乗り込み、地区
回りに出かけました。その他のスタッフは事務所に詰めたり、票集めのために知
り合いに会いにいったりしました。

 立候補の申し込みが受理されると、選挙管理委員会から選挙の七つ道具が貸与
されます。その中に街頭演説用標旗が1本と街頭演説用腕章が11個、そして乗車
用腕章が4個あり、選挙運動をする時はこれらを持っていなければなりません。

 候補者が名前入りのタスキを肩からかけていることがよくありますが、あれは
実は公式のものではなく、この人が候補者であるという単なる非公式の目印にす
ぎません。知人の場合は白地に黒で名前を染め抜いた、奥さん手作りのタスキを
かけていました。

 公式の目印は選挙管理委員会から貸与される街頭演説用標旗で、これを持って
いないと街頭で選挙運動をすることはできません。また候補者と一緒に街頭で選
挙運動をする運動員は、街頭演説用腕章を腕に付けていなければならず、街宣車
に乗車する運動員は乗車用腕章を腕に付けていなければなりません。

 このため、運動員の定員は11名+4名で15名ということになります。もちろん
運動員は適当に交代することができますが、一度に運動できる定員は15名が最高
ということになります。このため、事務所で運動員に提供できる食事も1日あた
り15×3食以内ということになっています。

 これに対して単純労働を行う労務者は何名いてもかまいません。しかし報酬を
支払うことのできる人数は、1日あたり7名以内ということになっています。

                            とものり

177. ある地方議員後援会の理想と現実−141 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/31(月) 13:22:41
 うっかり書き忘れていましたが、出陣式の式次第の8番目で「乾杯」がありま
すが、選挙挙事務所の来客にアルコール類は出せないので、これは缶入りのお茶
を配って行いました。(^^;)

 しかもお茶とお菓子は事務所内でしか提供することができず、家に持ち帰ると
選挙違反になります。このため司会進行役の僕から出席者にそのことを説明し、
事務所内で飲み干してもらうように注意を促しました。

 しかしそうはいっても実際に事務所内で飲み干していく人は稀で、ほとんどの
人が持ち帰りました。そこで選挙スタッフはそれを見て見ぬふりをし、建前上は
参加者には事務所内で飲み干してもらったことにしました。

 選挙ではこういった本音と建前の使い分けが沢山あり、そのさじ加減がやたら
と難しいのです。有権者は公選法をほとんど知らず、その意識は昔とあまり変わ
っていないので、あまりに四角四面にやりますと票を逃がすことになりかねませ
ん。といって、選挙違反で摘発された元も子もありません。(~o~)

 その上、公選法は時々改定されますので、ベテランの選挙プロでも対応に迷っ
た時は必ず選挙管理委員会に相談に行き、しっかりとした言質を取ってから行動
します。

 「以前は良かったから、今回も大丈夫だろう」とか「この程度のことは、多分
大丈夫だろう」といった憶測は禁物で、ベテランの選挙プロになるほど石橋を叩
いて渡るようなところがあります。ただし叩いてばかりいては仕事が進みません
ので、叩きどころを見極める必要があり、それにはやっぱり経験が大きくものを
いいます。

 選挙自体は茶番としか思えない僕ですが、どんな道でもプロに徹した人にはそ
れなりに敬意を払います。このため選挙プロには感心させられることが多く、選
挙に関しては全面的に指示に従いました。

 ただし選挙以外のことではほとんど指示に従わず、お互いに相手を認めて好意
を持ちながらも、色々な所で衝突して議論を戦わすことになります。(^^;)

                            とものり

176. ある地方議員後援会の理想と現実−140 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/28(金) 23:33:51
 出陣式という場のせいか、来賓の人達も挨拶をした後援会幹部の人達もやたら
と力が入っていて、隣で聞いていて笑いをこらえるのに苦労しました。

 それにひきかえ司会進行役の僕はまるで結婚式の二次会のようにリラックスし
ていて、我ながら何となく1人だけ浮いているような気がしましたが、まあこう
いったことをそれほど重要とは思わないヘソ曲がり的性格からして致し方ないと
ころでしょう。(^^)ゞ

 出陣式が終わると、候補者と選対本部の幹部は揃って地元神社に必勝祈願のお
参りに行きました。この時も候補者や僕以外の選対本部の幹部は神妙な顔付きで
真剣にお参りしていたので、僕も形だけはそれにお付き合いしました。

 某神社と某神主さんのお陰で(^_-)、お参りの礼儀作法だけはかなり上手にな
っていたので、傍目には非常に真剣にお参りしているように見えたと思います。
何しろ区長をやっていた時にも、氏子総代さん達から「まだ若いのに、お参りの
作法が板についとるのぉ…!('o')」と感心されたほどです。(^^)v

 神社の横にポスター掲示板があるので、お参りの帰りがけにポスターの掲示状
況を見ておきました。すると今回は23名立候補のはずが、まだポスターが貼られ
ていない場所が3箇所ほどあったため、みんなで誰だろうとあれこれ憶測をめぐ
らしました。

 その後、最終的には全てのポスターが貼られ、この時貼ってなかった候補者が
判明しました。そのうちの1人は最下位で落選した候補者で、もう1人はダント
ツでトップ当選した元町長、そして最後の1人は僕の地区から一番離れた地区の
候補者でした。

 選挙結果がわかってからその時のことが話題になり、みんなで何となく納得し
たものです。('')(..)('')(..)

                            とものり

175. ある地方議員後援会の理想と現実−139 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/26(水) 12:59:56
 式次第は以下のとおりで、心配していた町長と県会議員の挨拶は、タイミング
良く後援会役員挨拶の時に横入りさせることができました。v(^_-)

(1) 開会の辞     … 後援会幹事

(2) 事務長挨拶    … 事務長

(3) 来賓挨拶     … 保守系地方議員、革新系地方議員、組合幹部等

(4) 後援会役員挨拶  … 後援会会長、後援会幹事

(3)'来賓挨拶     … 町長、県会議員

(5) 立候補者挨拶   … 候補者

(6) 必勝ダルマ目入れ … 候補者、事務長、後援会会長

(7) がんばろう三唱  … 後援会幹事

(8) 乾杯       … 後援会幹事

(9) 閉会の辞     … 後援会幹事

                            とものり

174. ある地方議員後援会の理想と現実−138 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/24(月) 18:59:28
 やがて地元地区で立候補の挨拶をしていた街宣車が戻って来て、選挙スタッフ
が全員揃いました。その間にも出陣式の参加者は続々と詰めかけていて、100名
くらいだろうという事前の予想をかなり超え、事務所に入りきらずに外にあふれ
る人まで出てきました。

 やがて予定時刻の10時になったので、僕はスタッフに合図をして出陣式を始め
ました。司会は色々とやりましたが、出陣式の司会をやるのはさすがに初めてな
ので要領がわかりません。そこでとにかく元気で明るく楽しくをモットーにし、
プロ意識に徹してやることにしました。

 司会進行役は会社の会議や医者相手の研究会でやり慣れているので、いつもあ
まり緊張しませんが、この時は自分が出陣式の司会進行役をやっているという状
況が妙に可笑しく、全く緊張せずに楽しみながら司会をすることができました。

 生来のヘソ曲がりで唯我独尊で、町長や議員といった政治家連中をあまり評価
していない上、選挙運動もお祭り騒ぎのひとつくらいにしか考えていないので、
緊張しようにも緊張できなかったのです。(^^;)

                            とものり

173. ある地方議員後援会の理想と現実−137 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/21(金) 19:25:06
 候補者の人柄を反映してか、朝早くから激励のために親戚や知人が続々と事務
所を訪れていて候補者はその対応に大童でした。

 事務所の前には机と椅子と記帳用のノートが用意されていて、受付係が来訪者
に住所と指名を記帳してもらうことになっていました。そしてサクラとしてスタ
ッフがあらかじめ自分達の住所と指名を記帳していましたが、出陣式が始まる前
から多くの来訪者が記帳していてサクラの必要がないほどでした。

 スタッフはスタッフジャンパーだけでなく、必勝の文字と日の丸が染め抜かれ
た必勝鉢巻を締めていて、その必勝鉢巻は来訪者にも配られました。このため事
務所の周囲には必勝鉢巻を締めた妙にハイテンションな人達がたむろしていて、
一種異様な雰囲気になりつつありました。(^^;)

 僕もスタッフジャンパーと必勝鉢巻を渡されていて、ジャンパーだけは着てい
ましたが、必勝鉢巻だけは生理的にどうしても抵抗があり、仕方なく首に巻いて
いました。

 しかし出陣式の時間が近づき、参加者が続々と集まり始めると、さすがに司会
進行役として鉢巻を締めないわけにはいかなくなり、プロ意識に徹することにし
て鉢巻を締めました。

 こんな恥ずかしい鉢巻はプロ意識に徹して腹をくくるか、それともお祭り騒ぎ
の雰囲気に陶酔してシラフではなくなってしまわないかぎり、とても締められる
ものではありません。(^^;)

                            とものり

172. ある地方議員後援会の理想と現実−136 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/19(水) 18:33:58
 そうこうしているうちに、ポスター掲示係の人達が次々と戻ってきました。首
尾を聞くと、さすがに準備を整えて臨んだだけあってどの掲示場所でもポスター
掲示の素早さはトップグループだったそうです。

 ポスター掲示はやはり経験が物をいうようで、経験の浅い人達は脚立や画鋲用
金槌といった七つ道具を用意しておらず、ポスターを貼るのに苦労していたそう
です。

 特に公明党所属の女性候補者のポスター掲示係は女性ばかりで、ポスターと画
鋲とセロテープしか用意しておらず、高い場所のポスターが貼れずに苦労してい
たので、敵に塩を送る心意気というか、単にオジサン達が鼻の下を伸ばしたとい
うか(^^;)、とにかく七つ道具を貸してあげたので感謝されたということでした。

 公明党は創価学会員が選挙スタッフになるので、選挙組織がしっかりしていて
選挙慣れしているだろうと思っていたので、この話は意外でした。('o')

 それから下見の時に問題がありそうだと思われた公営競馬のトレーニングセン
ター内にある掲示場は、意外なことに全く問題無くすんなりとポスターを貼るこ
とができたとのことでした。

 その地区から立候補した候補者は選挙運動などしなくても当選することがわか
っているので、ヘタに選挙妨害じみたことをして騒がれるのを恐れたのかもしれ
ません。(^^;)

                            とものり

171. ある地方議員後援会の理想と現実−135 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/17(月) 18:16:20
 その打ち合わせが終わらないうちに、町役場に行っていた候補者と届出責任者、
そして警察署に行っていた街宣車責任者と街宣車が戻ってきました。

 そして、早速、地元地区に立候補の挨拶をするために、ウグイス嬢と街宣車担
当の第一陣が街宣車に乗り込み、地元地区に繰り出して行きました。候補者は、
事務所を訪れる激励の人達や出陣式の来賓の対応のため、あえて同行しませんで
した。

 この時、事務所にいたスタッフは全員外に出て、「エイエイオーッ!\('O')」
という掛け声を上げて街宣車を見送りました。この恥ずかしい(^^;)掛け声をか
けたのはさすがに最初の時だけでしたが、選挙期間中は、街宣車やモモタロウ隊
が出かけるたびに、選挙事務所にいるスタッフは必ず全員外に出て拍手で見送り、
街宣車やモモタロウ隊が帰ってきた時も、スタッフ全員が必ず外に出て拍手で出
迎えました。

 実際に見送られる側を経験するとわかりますが、スタッフ全員に拍手で見送ら
れ、拍手で出迎えられるのは非常に気持ちが良いもので、運動員の士気が上がり
スタッフの一体感が増します。これは選挙プロである選挙参謀がしつこいほど指
示して徹底させたことで、さすがに人間心理のツボを心得ているなぁと感心した
ものです。

 僕の会社でも、これと同じようなことを営業活動に出かける社員に対して行う
ように常々言われていますが、残念ながらこれほど徹底して行われてはいません。
こういった面では、僕の会社は選挙運動に負けてますねぇ。(^^;)

                            とものり

170. ある地方議員後援会の理想と現実−134 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/14(金) 12:38:06
 電話を受けた僕はすぐに待ち構えていた連絡係の人達に受付番号を伝え、その
人達が掲示板設置場所で待機しているポスター掲示担当者に連絡を入れました。
ポスター掲示係の人達は他の陣営より1秒でも早くポスターを貼ろうと意気込ん
でいて、連絡を受けるとすぐにポスターを貼り始めたはずです。v(^o^)

 連絡が済むと、今度はスタッフ全員で出陣式の準備を始めました。出陣式は10
時からで、会場の準備は既にある程度整っているので、司会進行役の僕は出陣式
で挨拶などをする人達を集め、式次第の打ち合わせを行いました。

 出陣式には来賓として町長と県会議員が参加してくれることになっていました
が、2人とも多数の候補者の出陣式に来賓として参加するので、何時頃に到着す
るのか不確定でした。そこで2人の秘書からこちらの連絡係に適宜連絡を入れて
もらうことになっていて、僕はその連絡係の報告を聞きながら、式次第を適当に
前後させて時間調整をすることにしていました。

 2人の来賓はここが終わるとすぐに次の候補者の出陣式に行くため、他の人が
挨拶していても途中で無理矢理割り込めるように、2人が到着しそうな時間帯は
できるだけ後援会幹部や選挙役員といった身内の人が挨拶をするように調整した
いと思いました。そこでそのことを挨拶をすることになっている人達と打ち合わ
せ、さらに出陣式の最初で僕から参加者に説明することにしました。

                            とものり

169. ある地方議員後援会の理想と現実−133 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/11(火) 21:44:44
 公示日の朝7時、選挙対策本部のメンバーが選挙事務所に集まり、今日一日の
予定を打ち合わせました。この選対本部の朝の打ち合わせと、選挙スタッフが帰
ってから行う今日一日の反省と明日の予定の確認は、選挙期間中、毎日行われま
した。

 打ち合わせが済むと、かねての計画通り候補者と立候補届出責任者と街宣車責
任者が町役場に出かけました。立候補の受付は朝8時からで、ほとんどの立候補
者はその前に町役場に行き、受付番号を抽選するための整理券をもらうのです。

 そして立候補の受付が受理されると、選挙道具一式を貸与されます。その中に
街宣車の使用許可証があるので、街宣車責任者はそれを持って街宣車で警察署に
直行し、警察署から特別許可証(設備外積載許可証)をもらいます。

 選挙スタッフの役員は8時集合になっていましたが、主要な役員は8時前から
事務所にゾロゾロと集まってきました。さすがにみんなの顔に緊張と興奮の色が
うかがえます。

 僕は8時少し前から電話の前に陣取り、立候補届出責任者からの連絡を待ちま
した。そして8時を5分ほどすぎた時、ようやく事務所の電話が鳴り、届出責任
者からの連絡が入りました。

 候補者が引き当てた受付番号は2番、ポスター掲示場所の目立ち具合は比較的
良い方で、幸先の良い番号と言えるでしょう。(^^)v

 ちなみに受付番号1番を引き当てたのは隣の地区の先輩候補者で、くしくも同
じ小学校区の2人の候補者のポスターが1番と2番に並んで貼られることになり
ました。(^^;)

                            とものり

168. ある地方議員後援会の理想と現実−132 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/07(金) 21:17:05
 事務所開きの数日後、公示日の前日に警察署で街宣車の事前審査を受けました。
その日は平日だったので僕は同行できず、会社から帰ってから選挙事務所で首尾
を聞きました。街宣車の責任者は選挙参謀のひとりで、その人はベテランの選挙
プロですから事前審査では全く問題なかったとのことでした。

 その街宣車が事務所の駐車場に駐車してあったので、早速、デジカメで写真を
撮っておきました。今回の街宣車はライトバンを使用した比較的簡単なもので、
屋根の上に候補者の名前が書かれた箱型の看板のようなものを乗せ、その上にス
ピーカーを乗せただけでした。

 国会議員などの選挙では、自動車の上で街頭演説ができるようにもっと大掛か
りな街宣車を使うことが多いのですが、町会議員のような小規模な選挙では、街
頭演説よりも有権者1人1人に歩いて挨拶する方が効果があるので、大掛かりな
街宣車はほとんど使いません。

 街宣車の中には「ある地方議員後援会の理想と現実−109」で説明した物がほ
とんど入れられていて、すっかり準備万端整っていました。

 さて明日は公示日、いよいよてんやわんやの選挙戦の始まりです…!p(^^;)

                            とものり

167. ある地方議員後援会の理想と現実−131 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/05(水) 13:59:50
 これらの垂れ幕や必勝祈願の書はほとんどが秘書や後援会の人が持ってきてく
れましたが、革新系の新人国会議員だけは本人が持参し、候補者を激励してくれ
ました。

 その人は若くて行動力を売り物にしているので、わざわざ本人が持ってきてく
れたのだと思いますが、やはり感激しました。そしてその人の名刺を貰い、話を
してみたところけっこう話が合ったので好印象を持ちました。お陰で、今回の総
選挙(2005年秋)ではその人に投票してしまいました。(^^;)

 さて、他のスタッフがそういった準備をしている間に、僕は主として事務処理
関係の設備と備品を整え、コンピュータのセッティングを行いました。

 コンピュータは僕が自宅で使っているノート型のものと小型のプリンターを持
ち込み、事務所に引いた選挙用電話回線と内蔵モデムを利用してインターネット
に接続できるようにセッティングしました。町役場が運営している町の公式サイ
トに選挙速報が掲載されることになっていたので、それを閲覧しようと考えたの
です。

 こうしてその日のうちにほとんどの準備を整えることができ、選挙事務所を無
事に開くことができました。そしてこの日から選挙が終わって事務所をたたむま
での間、深夜以外は選挙対策本部の誰かがこの事務所に詰めていて、選挙スタッ
フは暇があれば事務所に顔を出すということになりました。

 僕は、会社に行かない日は朝から晩まで事務所にいて、会社に行った日は会社
帰りにまず事務所に立ち寄り、それから家に帰って夕食を済ませ、また事務所に
行って夜までそこにいるという生活になりました。

 それは本当に大変でしたが、何となくクラブ活動をしているような感じで、そ
れなりに充実した日々でもありました。v(^^;)

                            とものり

166. ある地方議員後援会の理想と現実−130 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/10/03(月) 12:51:51
 そのうちに、この日が事務所開きであることを知らせてある町長と県会議員か
ら肩書きと氏名を書いた大きな垂れ幕(懸垂幕)が届いたので、候補者の垂れ幕を
中央に、その2人の垂れ幕を左右に並べて事務所の正面に飾りました。この垂れ
幕は候補者がこの人達の後援を受けている、つまりこの人達と親分子分の関係で
あるというお墨付きであり、権威に弱い有権者が多い田舎の選挙では非常に効果
があります。

 また候補者を応援してくれる地方政界の大物や先輩議員から、必勝祈願の書
(「祈・必勝」と書かれたポスターくらいの大きさの書。送り先である候補者名
と、送り主の肩書きと氏名が書かれています)が続々と届いたので、それらを事
務所内に貼りまくりました。

 この必勝祈願の書は候補者がこの人達の応援を受けている、つまりこの人達の
息がかかっているということを表すと同時に、「こうやって恩を売っておくので、
俺の選挙の時にはしっかり恩返しをしてくれよ!v(^_-)」という意味を込めたも
のであり、やはり権威に弱い有権者が多い田舎の選挙ではけっこう効果がありま
す。そしてたいていは多数の候補者に送るので、「祈・必勝」の文字と送り主の
氏名は印刷してあり、送り先だけを書き入れるようになっているものが大半です。

 今回は知人の経歴と立候補の経緯を反映して、自民党の大物政治家や市会議員
から必勝祈願の書が送られてくる一方、それらの政治家と敵対している革新系の
大物政治家や市会議員、そして組合関係をバックにした地方政治家からも必勝祈
願の書が送られてきました。

 このため事務所内にはその人達の必勝祈願の書が並んで貼りまくられ、まさに
呉越同舟といった感じでした。(^^;)

                            とものり

165. ある地方議員後援会の理想と現実−129 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/30(金) 11:58:30
 候補者たちが挨拶回りをしている間、僕を含めて残ったスタッフは選挙事務所
の整備をしていました。事務所の設備と備品類は「ある地方議員後援会の理想と
現実−104」で説明したようなものです。今回の選挙事務所は元町会議員が選挙
事務所として使っていて、その時に選挙スタッフをやった経験者が今回のスタッ
フの中にかなりいたので、準備は非常にスムーズに進みました。

 前日にスタッフジャンパーを事務所に持ち込んでおいたため、選挙スタッフは
早速スタッフジャンパーを着て作業を行いました。スタッフジャンパーを着てみ
んなで作業をしているといかにも同志という感じがして、こういった体育会系の
ノリが嫌いな僕のようなへそ曲がりでさえ(^^;)、何となく仲間意識がわいてき
ます。

 そして事務所の周囲に紅白の幕を張り、事務所内に候補者のポスターを貼りま
くると、今度はいかにも選挙事務所という感じがしてきます。その様子をデジカ
メで撮っておいたので本当はアップしたいところですが、個人情報保護の見地か
ら(←ウソ(^^;))自主規制しておきます。

 ちなみに、選挙事務所の外側に設置するポスターや立て看板の大きさと枚数に
は制限がありますが、周囲から見えない内側に設置するものについては制限が無
いので、選挙事務所の内部にはこれでもかというぐらい隙間無くポスターを貼り
まくります。(^_-)

                            とものり

164. ある地方議員後援会の理想と現実−128 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/28(水) 12:18:28
 そうこうしているうちに2月になり、事務所開きの日がやってきました。前日
に都合の付く人だけで掃除と準備をしましたが、金曜日だったので僕は会社から
帰ってから少しだけ準備を手伝いました。

 事務所開き当日は選挙対策本部の幹部と地区責任者が参加しました。まず最初
に神道の祭祀に倣って簡単な神棚のようなものを用意し、そこにお神酒と塩、そ
してアタリメ(スルメ)を供えました。

 そして事務長を先頭にして全員が選挙の必勝を祈願し、事務長、後援会会長、
そして候補者が簡単な挨拶をしました。その後、事務所の内外をお神酒で清めて、
事務所開き式は無事に終了しました。

 事務長は氏子総代を務めているので、礼拝の作法やお神酒で清める所作はけっ
こう板についています。(-人-)

 式が終わった後、候補者と事務長と後援会会長、そして元町会議員は事務所周
辺の家に挨拶回りに行きました。選挙事務所は人の出入りが激しく、選挙期間中
はやたらと騒々しいので、あらかじめ周囲の家に挨拶しておく必要があるのです。

 周囲の住人にとってはいい迷惑ですから、本来ならば菓子折りのひとつでも持
って挨拶回りをすべきですが、それは明らかな選挙違反なので、さすがに手ぶら
で挨拶回りに行きました。(^^;)

                            とものり

163. ある地方議員後援会の理想と現実−127 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/26(月) 12:45:49
 その他にポスターの掲示場所の下見にも同行しました。といっても、ポスター
の掲示場所は91箇所もあり、それを5つの地区に分けて5グループで分担してい
るので、1つのグループの下見にしか同行できませんでした。

 選挙説明会で入手したポスター掲示場の地図にマーカーで印をし、その地図を
見ながらそれらを効率的に回るルートを事前に検討し、そのルートを実際に自動
車で回りながら掲示場所を下見しました。

 僕が同行した地区は比較的近くてルートが簡単でしたので、特に問題はありま
せんでしたが、他の地区には少し問題のある場所がありました。

 それは公営競馬のトレーニングセンターの敷地内にある掲示場でした。そこは
非常に規模の大きなトレーニングセンターなので職員の官舎が沢山建っていて、
そこだけで1つの地区になっています。そしてそこからいつも町会議員が1人立
候補していて、その地区の票だけで当選しているのです。

 だからその他の候補者はその地区に選挙運動に行かず(というか、他の候補者は
敷地内に入れてもらえず(^^;))、ポスターを掲示しない候補者さえいるそうです。
このため僕の陣営でもそこは最初から計算外になっていて、選挙運動に行く予定
はありませんでした。

 しかしせっかくだらポスターくらいは貼ろうということになり、担当グループ
が下見に行ったのですが、予想どおり地区の住民から胡散臭い目つきで見られ、
本番で無事にポスターを貼らしてくれるかどうかわからないということでした。

 そこで本番ではそこは最後にポスターを貼りに行くものの、雰囲気がやばかっ
たら(^^;)無理に貼る必要はない、ということになりました。

                            とものり

162. ある地方議員後援会の理想と現実−126 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/23(金) 20:38:26
 電話作戦は単に候補者の支持をお願いするだけでなく、相手の反応の良し悪し
をチェックして、選挙運動の参考資料にすることも重要な目的です。

 そこで僕は、データベースに登録した後援会名簿を利用して、相手の反応を書
き込む欄を設けた電話作戦用名簿を作成し、電話作戦のオペレーターに渡しまし
た。そして相手の反応は、大体次のような要領で書き込んでもらうようにお願い
しました。

 ◎…「頑張ってください」、「候補者によろしく」など非常に良い反応の場合
   ※このような反応の場合は、さらに一歩踏み込んで、候補者に対する意見
    や評判などの情報を提供してもらう。

 ○…「わかりました」、「大変ですね」などまあまあ良い反応の場合

 △…「はい…」、「どうも…」などいまいちの反応の場合

 ×…怒ったり、怒鳴ったり、無言のまま電話を切ってしまったりなど悪い反応
   の場合

 名簿に付けられたこの記号や相手の意見は選挙運動の参考になると同時に、終
盤戦には票読みの材料としても利用します。(^_-)

                            とものり

161. ある地方議員後援会の理想と現実−125 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/21(水) 13:09:26
 食事係の準備では僕は単なる傍観者でしたが、会社でお客様相談室相当の部署
にいるので、電話作戦の準備は多少は手伝うことができました。(^^)v

 お客様相談室のような部署では、新人用に典型的な電話応対のセリフを入れた
フローチャートのようなスクリプト(台本)を作成します。僕もそういったスクリ
プトを作成したことがあるので、それを応用して電話作戦用のスクリプトを作成
し、オペレーター係のスタッフに利用してもらいました。

 セリフの内容は選挙関係の本やインターネットのウェブサイトで調べ、電話作
戦の責任者と相談して決めました。電話作戦のセリフはどの陣営でもだいたい似
通っていて、例えば次のようなものが典型です。

・序盤から中盤戦のセリフ

「おはようございます。こちらは町会議員選挙に立候補しております、『○○×
×』の選挙事務所でございます。

 みなさんと一緒に、新しい町づくりを行いたいと思います。『○○××』を、
どうかよろしくお願いいたします。

 どうもありがとうございました。お忙しいところをお邪魔して、申し訳ござい
ませんでした。失礼いたします」

・終盤戦のセリフ

「おはようございます。こちらは町会議員候補の、『○○××』選挙事務所でご
ざいます。

 『○○××』、一生懸命頑張っておりますが、当選まであと一息のところでご
ざいます。今度の日曜日の御投票には、『○○××』をよろしくお願いいたしま
す。

 どうもありがとうございました、失礼いたします」

                            とものり

160. ある地方議員後援会の理想と現実−124 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/19(月) 11:01:45
 現在の選挙では、選挙スタッフに1食1000円以内の食事しか出すことができず、
選挙事務所に顔を出す来客にお茶と御菓子しか出すことができません。

 しかし昔の選挙はその制限がもっと緩かったので、田舎の選挙では来客にお酒
を振舞い、誰彼かまわず食事を振舞うのが当然のように行われていました。それ
はちょうど地元の氏神様のお祭りのようなもので、選挙は地区ぐるみのお祭り騒
ぎだったわけです。

 このため選挙になると、タダ酒を呑み、タダ飯を喰らうために色々な選挙事務
所をハシゴする人がけっこういたそうです。時には、あまり見かけないオジサン
が選挙事務所で酒を飲み、食事をしているので、選挙スタッフが、

「失礼ですが、おたくはどの地区の人ですか?」

と尋ねたところ、オジサンは少しもわびれることなく、

「隣町の○○だよ。ここの候補者を応援してあげるでな!(^o^)v」

とにこやかに答えたので、選挙スタッフは丁重にお引取り願った、なんてことが
あったそうです。(この話は、オジサンの相手をした選挙スタッフ当人から聞き
ました。(^^;))

 最近の選挙ではそういったお祭り騒ぎはさすがに減ったようですが、今回の選
挙でも古い地家の人ばかりの地区では、来客にお酒と食事を振舞うといったこと
が行われていたそうです。

                            とものり

159. ある地方議員後援会の理想と現実−123 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/16(金) 13:46:35
 僕や知人のような新興住宅の人達がこういった食事の準備と世話をしようとす
れば、まず大量の食器を用意することだけでも困ってしまいます。しかし地家の
人達は今でも自宅で葬式やら法事やらを行っているので、大勢の人達の食事の世
話をするのは慣れていて、食器類や炊事用具も揃っています。

 そういった経験豊富な地家の人達が進んで食事係に志願してくれたお陰で、大
きな混乱もなく準備が進み、選挙期間中の食事メニューと段取りが着々と決まっ
ていきました。

 選挙期間中の食事メニューでいかにもという感じだったのは、初日と最終日の
メニューはすぐにトンカツと決まったことです。これは当然、「敵に勝つ」とい
うゲンをかついだもので、スポーツなどでも大事な試合に臨む時の食事をこのメ
ニューにすることがよくあります。

 ただフルセットでゲンをかつぐならば、本当はステーキとトンカツにしたいと
ころなんですが、公選法で1食あたりの金額が1000円以内と決められているので、
トンカツだけにして、しかも普通の1人前を2人で分けるという涙ぐましいメニ
ューになりました。(^^;)

                            とものり

158. ある地方議員後援会の理想と現実−122 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/14(水) 18:16:41
 役割分担とスケジュールが決まった後は、各役割の責任者がそれぞれのスタッ
フと一緒に準備を進めました。その準備状況を把握すると同時に準備の仕方を覚
書に記録しておきたくて、各役割ごとの打ち合わせになるべく顔を出すようにし
ました。

 しかし各役割の準備はそれぞれが並行して、しかも主として平日に進められた
ので全てに顔を出すことはできませんでした。このため細部にまでは目が行き届
かず、選挙後に選挙運動費用収支報告書を作成する段階でかなり苦労することに
なりました。(~o~)

 役割ごとの選挙準備の中で特に大変だったのは、選挙スタッフの食事係の人達
です。選挙スタッフは数が多く、しかも臨機応変に活動スケジュールを変更する
ため、事前に食事をする人数が確定しているということはほとんどありません。
しかも提供できる食事の数や費用が公選法で厳格に決められているので、迂闊に
食事を出すと選挙違反を犯してしまう危険性があります。

 このため選挙スタッフには公選法で決められた報酬を支払うだけで、食事の世
話は一切しないという選挙が最近は増えているそうです。しかし町会議員選挙の
ような田舎の選挙(^^;)では選挙スタッフは全て無報酬のボランティアなので、
せめて食事くらいは提供するというところが圧倒的に多いのです。

 この悪しき慣習について、今後はできるだけ止める方向に持っていくという相
談を知人と僕の間で行い、一応、幹部会でも意見として言ってはみましたが、さ
すがの僕もその意見を強硬に主張することはできませんでした。(~.~)

                            とものり

157. ある地方議員後援会の理想と現実−121 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/12(月) 12:24:22
 大雑把な人員配置とスケジュールが決まったところで、その用紙をフリーのス
ケジュール管理ソフト「がんすけ」にインプットし、役割別にガントチャート形
式のスケジュール表にまとめました。そしてそのスケジュール表を見ながら、全
体的な微調整を行いました。

 ちなみに、「がんすけ」は手軽で使いやすいスケジュール管理ソフトなので、
会社でもたまに利用しています。(^o^)v

 その後、最終的なスケジュール表をプリントアウトして選挙対策本部の幹部と
各役割の責任者に渡し、前に説明した選挙活動計画書と合わせて、今回の選挙活
動の基本的な資料として色々な場面で大いに利用してもらいました。

 選挙活動は臨機応変が原則で、活動結果の手ごたえや有権者の動向、そして他
陣営の動向を見ながら、経験に裏打ちされた選挙参謀のカンによって臨機応変に
活動スケジュールを変更し、色々な手を打っていきます。

 このため最初に立てるスケジュールはかなり大雑把で臨機応変に変更できるよ
うにしておき、参謀の指示によっていつでも動ける遊軍的なスタッフをできるだ
け大勢確保するようにします。そして選挙スタッフには、例えスケジュール表に
なくても時間があれば選挙事務所に顔を出し、参謀の指示に従うようにというお
願いをしておきます。

 実際、今回の選挙では、この時に立てたスケジュールどおりに選挙活動が行わ
れたのは半分以下でした。ただし逆説的ですが、そのようにスケジュールを変更
するために、この時作成したスケジュール表が大いに役立ったのです。(^^)v

                            とものり

156. ある地方議員後援会の理想と現実−120 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/09(金) 12:40:31
 この時は60人ほどの選挙スタッフが集まったので、効率良く役割分担を決める
ためにKJ法を応用した方法を試してみました。

 まず選挙活動に協力できる日時と希望の役割を記入できるように、選挙期日と
役割をカレンダーのような一覧表にまとめたカードを全員に配り、各自の希望を
書き入れてもらいました。

 次にそれを集めて大きな机の上に広げ、役割ごとに分類してバーチャートのよ
うに日時順に並べました。こうすることによって、希望が集中したところや少な
いところが一目瞭然にわかります。それを見ながら、極端に希望が集中した所や
少ない所を無くすようにみんなで相談して調整したのです。

 これはKJ法の真似事のようなラフな方法で、会社などで行う時はもう少しきめ
の細かいやり方をしますが、たったこれだけの工夫でも、大勢の希望を効率的に
調整して人員配置をスムーズに行う助けになりました。(^o^)v

 主な役割としては街宣車と伴走車の運転手、ウグイス嬢、電話作戦のオペレー
ター、選挙事務所の来客接待係、選挙スタッフの食事係、そして歩きながらの遊
説や街頭演説のお供役などがあります。

 ちなみに歩きながらの遊説は、候補者を先頭にして、その後に運動員が旗を持
ってゾロゾロとお供するので、通称「モモタロウ」といいます。また男性のウグ
イス役を通称「カラス(^^;)」といいます。こういった業界用語はどこの世界に
もあるもんです。(^_-)

                            とものり

155. ある地方議員後援会の理想と現実−119 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/06(火) 22:04:45
 事前審査が無事に終わると男女別に選挙スタッフ会議を開き、役割分担を決め
ました。選挙スタッフは地区責任者が中心になって集めたボランティアで、後援
会の役員と会員、そして知人の近所の住民です。

 知人と僕が近所同士ということもあり、近所の住民はこぞって選挙スタッフに
名乗りを上げてくれました。この土地は、地家だけでなく新興住宅でも住民同士
の交流が盛んなので、こういった時は知らん顔をせずにお互いに助け合うという
良き(ひょっとすると、悪しき?(^^;))習慣があるのです。

 何しろ事が選挙ですから義理だけで参加してくれた人も多く、内心は迷惑と思
った人もいたでしょうが、たとえ義理だとしてもありがたいことで、知人は非常
に感激すると同時にあらためて責任を感じていました。

 こういったことが非常に励みになると同時に、応援してくれる人達の期待を裏
切るわけにはいかないから、何としても当選しなければならないというプレッシ
ャーにもなり、知人とその家族の人達の肩に重くのしかかっていったのです。

 その様子は、まるでオリンピック選手とその家族もかくあらんという感じで、
何となく気の毒な気がしました。(~.~)

                            とものり

154. ある地方議員後援会の理想と現実−118 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/04(日) 20:18:13
 選挙説明会の1週間ほど後の1月下旬に、選挙管理委員会で立候補届出書類の
事前審査が行われ、知人と立候補届出責任者の選挙参謀が事前審査を受けてきま
した。

 本当は僕も参加したかったのですが、当日は平日だったので止むを得ず同行せ
ず、帰宅してから知人の家に首尾を聞きに行きました。選挙期間中に有休を沢山
取る予定なので、有休を使うのはできるだけ控えたのです。

 事前審査は首尾良く終了し、選挙管理委員会の人から「立候補の届出書類はこ
のまま封筒に入れて保管しておき、公示日にそのまま提出してください」と言わ
れたそうで、知人はそれを神棚に上げて保管することにしました。

 選挙ではこういったゲンかつぎがけっこうあり、少々笑えましたが、その気持
ちは何となくわかるような気がしました。(^.^)

                            とものり

153. 過去ログを倉庫に移動しました 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/01(木) 19:13:46
 お陰さまで自作掲示板の過去ログが50件を超えたので倉庫に移動しました。

・倉庫に移動した過去ログ…http://www3.starcat.ne.jp/~snap/room06/tckmeet001.html

 この掲示板の「過去ログ閲覧」で見当たらない過去ログは、管理室の倉庫をご覧くだ
さい。

・倉庫…http://www3.starcat.ne.jp/~snap/room08/c02/c02.html

 とゆーことで、今後ともこの会議室をよろしくお願いします。m(..)m

                           とものり

152. Re[151]:この会議室にバッタリ! 投稿者:とものり [URL] 投稿日:2005/09/01(木) 17:21:40
>ざわさん

 いらっしゃーい、頓陳館にようこそ!(^o^)/ 「ある地方議員後援会の理想と現実」
を読んでいただき、ありがとうございます。m(__)m

>>こんな一主婦に何ができるのかと自分でも思いますが、やれるだけのことをやりたい。

 う〜ん、11月中旬に選挙とは本当に時間がありませんねぇ。(~o~)

 選挙には中心となる選挙プロまたは選挙参謀が絶対的に必要です。まずは応援をお願
いしている女性県議の周囲か女性団体の中に、そういった選挙参謀のできる人がいるか
どうかを調べ、その人を中心にして選挙活動を行うのが良いと思います。

 選挙は一主婦でもやれることは沢山ありますが、素人ばかりですと知らず知らずのう
ちに選挙違反を犯してしまい、候補者だけでなく応援してくれた人達全てに迷惑をかけ
てしまいます。選挙は善意だけではどうしようもない部分が沢山あります。

 そういった選挙参謀が見つからないようでしたら、思い切って普通の選挙活動は行わ
ず、ポスターと公選ハガキと電話を含めた有志の口コミだけの、草の根型の選挙活動を
行うという手があります。この方法は当選する可能性がかなり低いのですが、選挙違反
を犯す危険性を低く抑えることができます。

 とにかくまずは選挙参謀を探すこと、それから本屋か図書館で選挙や地方議員や後援
会に関する本を探し、それを読んで勉強することを強くお勧めします。選挙まで2ヶ月
ほどしかないという切羽詰った状況で、素人ばかりで選挙をすることはできるだけ避け
た方が賢明だと思います。

 僕は選挙プロではありませんが、これまでの経験からわかるようなことでしたら多少
は答えられると思いますので、遠慮なく何でもご質問ください。

                           とものり

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