【第2章　BMP/DIBファイル】

2.1 概要

(1) ファイル拡張子

「Bitmap file」より「.BMP」。 DIB(Microsoft Windows Device Independent Bitmap)という略称で呼ばれることもありますが、その場合も拡張子は「.BMP」です。

(2) 用途

Microsoft Windows上で画像を処理するために開発され、Windowsにおける標準形式となっています。

(3) 開発者

Microsoft社が開発し、同社が著作権を保有しています。

(4) 特徴

• １ピクセルあたり１・４・８・24ビットの深さのイメージデータを保存でき、色数として２・16・256・16Ｍ色をサポートしています。
• １・４・８ビットのものはカラーマップを持つカラーマップ形式で、24ビットのものはカラーマップを持たないダイレクトカラー形式で保存されます。
• ４・８ビットのものはイメージデータをRLE(Run Length Encode)方式で圧縮することができます。
• よく似た形式のものにOS/2のビットマップファイルがあり、どちらも「BMP」または「DIB」と呼ばれます。

(5) 独断と偏見の短評

「Device Independent」と名付けながら、その実、Intel80x86シリーズのCPUに大きく依存した形式であり、Windows以外のシステムではほとんどサポートされていません。 また仕様の不明確な部分や、Microsoft社のソフトが独自の使い方をする部分などもあり、Windowsの壁紙やペイントブラシで使用する時以外はあまりお薦めではありません。(^^;)

最終更新日：2000年1月1日 　第1章へ 第2節へ

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