玄関コンピュータの部屋各種解説コーナー電脳網用語
○LAN(Local Area Network、ラン)

企業、団体、個人が管理しているコンピュータを相互接続したコンピュータ通信網のことで、数平方キロメートル以内の範囲で同一構内の規模のものを指します。 「ローカルエリア」とは郵便の宛名が示す敷地(○丁目○番地)のことですから、LANは同一敷地内の社内電話や社内郵便に相当すると考えればよいでしょう。 ただし企業内通信網を指してLANという場合もあり、この場合は、

の2つがあります。

LANの幼馴染で、虎縞ビキニのコスチュームを身に付けた電撃鬼娘のことをLAMといいますが、LANが長年の恨み抱いている相手のため、相互接続するまでには至っていません。

○MAN(Metropolitan Area Network、マン)

1つの市町村内のコンピュータを相互接続したコンピュータ通信網のことで、約50平方キロメートル以内の範囲で市町村領域内の規模のものを指します。 MANは市内電話や市内郵便に相当し、広義にはWANに含まれますが、LAN間接続法として、ある特定の方式(タイムスロットを利用してデータを効率良く送る方法)を用いているところに違いがあります。

○WAN(Wide Area Network、ワン)

広い範囲のコンピュータを相互接続したコンピュータ通信網のことで、距離の制限はなく、接続方式としても、インターネットのような一般的なLAN間接続からパソコン通信まで、特に制限はありません。 WANは国内電話・郵便あるいは国際電話・郵便に相当し、不特定多数の人がアクセスして膨大な情報をやりとりする、非常に大規模なものです。 基本的にインターネットはLANとLANを接続したWANであり、パソコン通信はマルチユーザータイプのWANです。

WANとMANの中間にWOMANというものがあり、ケルトの民の古い言い伝えでは、それは悲しい時はWANWANと泣き、楽しい時はLANLANとスキップし、買い物に行く時はWANMANバスに乗り、井戸端でネットワークを構築すると言われていますが、その実在について確証は得られていません。

○サーバー(server)

LANによって相互接続されたコンピュータを管理・統合し、LANの交通整理役をするコンピュータのことで、目的に応じて次のような種類があります。

サーバーにはかなり高い能力が要求されますので、普通はメインフレームと呼ばれる大型コンピュータやワークステーション、あるいは高性能のパソコンが使用されます。

○クライアント(client)

サーバーによって管理される端末側のコンピュータのことで、LANのユーザーが実際に使用するものです。

某スポーツ界ではボールを敵陣に打ち込む人のことをサーバーと呼び、某ライター業界では依頼人や顧客のことをクライアントと呼びますが、これらがコンピュータ用語の流用であるかどうかは、専門家の間でも意見の分かれるところです。

○ホストコンピュータ(host computer)

複数のユーザーが1つのコンピュータを同時に使用する、マルチユーザータイプのコンピュータシステムにおいて、実際の処理を行う中央コンピュータのことです。 マルチユーザータイプのコンピュータシステムでは、1つのコンピュータに複数の端末が接続していますが、LANと違って端末は単にデータの入出力を行うだけで、全ての処理をホストコンピュータが行います。 ホストコンピュータはサーバーとよく似ていますが、サーバーがLANの交通整理役であるのにひきかえ、ホストコンピュータはコンピュータシステムのまさに主人役(ホスト)ですから、非常に高い能力が要求されます。 このため、ホストコンピュータにはメインフレームか高性能のワークステーションが使用されます。

夜の巷でオバサマ族を相手にお金を荒稼ぎする、マルチユーザータイプのホストにも高い能力が要求されますが、メインフレームか高性能のワークステーションが使用されることはあまりありません。

○端末(terminal)

マルチユーザータイプのコンピュータシステムにおいて、ユーザーがデータの入出力を行う装置で、通常はキーボードとブラウン管を備えています。 パソコン通信で使用されるWTERMや秀Termなどの通信ソフトや、LANにおけるtelnetなどの端末エミュレートソフトは、この端末の機能をエミュレートして、パソコンやワープロを擬似端末として作動させるためのものです。

○ピアツーピア(Peer to Peer)

LANに接続されたコンピュータが全て同等(Peer)で、お互いにサーバー役をしたり、クライアント役をしたりして通信し合う形態のことです。 LANに接続されたコンピュータが10台以内で、専用のサーバーを設置するまでもない小規模なLAN、例えば事務所内LANや家庭内LANではこのPeer to Peer形式のLANがよく用いられます。

初期のネットワークはファイルやプリンターを共有することが主な目的でしたから、ファイルシステムや周辺機器をお互いに共有し合うだけのPeer to PeerなLANでした。 UNIXのネットワークは現在もこの形態がベースとなっていますし、WindowsNT Workstation版やWindows95、WorkGroup Connection、そしてWindows for Workgoupsだけで構成されるワークグループ形式のLANもPeer to Peer形式のLANです。

しかしこの形態では全てのコンピュータがお互いにネットワークアドレス(IPアドレス等)を登録し合い、全てのコンピュータに同じユーザーIDを登録しておく必要があり、LANに接続されたコンピュータが多くなると管理が大変です。 そこでLAN全体の交通整理役をする専用のコンピュータを設置し、そのコンピュータにサーバー役を任せてしまい、他のコンピュータはクライアント専用となったLANが、サーバー/クライアント形式のLANです。 現在のNOSは、ほとんどがこのサーバー/クライアント形式のLANをサポートしています。 例えば、WindowsNT Server版がサポートするドメイン形式のLANはこの形式のLANです。 ただしサーバー/クライアント形式のLANでも、サーバーを経由せずにクライアント同士が直接通信し合うことをPeer to Peer形式の通信といい、現在のNOSによってもサポートされています。

Peer to Peer形式は交通整理役をする専用のサーバーが無いので、何しろピュアで和久井映見ですから、同じように特別な絵の才能があっても、芦屋雁之助の山下清が人情紀行物になっているのにひきかえ、ロマンチックな恋愛物になっていました。